かつて世界は3つあり、共に繋がり存在していた。一つは天使が住む天界、一つは悪魔が住む魔界、もう一つは様々な種類が共存する平和の象徴である下界。しかし、ある時天使と悪魔との間で大規模な聖戦が起き、聖戦の影響で下界では大地が朽ち果て作物は育たず人々は苦しみ滅びを迎えようとしていた。

 その時、神の声を聞いた1人の青年がいた。

ーそれが後の英雄セテである。

英雄セテは神の力を使い、天界、魔界、下界を隔てる特別な門を創り、3つの世界を別々に存在させた。そして自らが"天と地の門番"となった。

 3つの世界が別々になったことで、それぞれの種族はそれぞれの世界に還った。それにより、聖戦の影響は減り下界の大地は生き返り、また人々は安寧に暮らし始めたのです。


ーこれが500年前の英雄セテの伝説である。



 そして500年後3つの世界の門は1人の少年によって開かれる。